上に行くほど新しいです
吐いた息の中、お化けを見つけた
夕方の紅茶の湯気にある
ひぐらしカナカナ、夏に手ヒラヒラ
陽炎の向こう、汗を冷ます日陰に見た全開の笑み
聞いてははじける眩しい声で
思わず微笑む昂揚感と、うたた寝に明け暮れる暖かさに
旅立つ鳥の忘れもの
雪の音をきく深夜の闇に