#61 バランスをとりたくて 一生懸命になる 貴方と私の会わない時間のバランス 貴女と私の想わない時間のバランス 現実での戦いと夢から帰る葛藤とのバランス 理想と諦めのバランス わたしのわたしのわたしの、わたしの、バランスを 叫ぶ代わりに掻き毟りながら とりたくてたまらない #62 あなたが昔のあたしを知らなくて良かったと思う あたしが昔のあなたを知らなくて悔しいと思う #63 その先に幸せがあるのか分からない いつまで幸せ探しをするんだろう いつから幸せを探し回るようになったんだろう いつから幸せを噛み締められなくなったんだろう こんぺいとうが、からから鳴った #64 言葉は、 軸のないマジックハンドのようで、届かない気がするので、 どれくらいで届くのか、 いつもいつも、確かめたくなる、 これがひたすら訴える理由じゃないか、 そんな風に、思う。 #65 好きな形容詞は何 と聞かれたら きらきら、 と答える わたしにとって あのひとのように きらきら、 夏の空に物語を描き出す 星々のように きらきら、 心地よく気楽に 語り合う夢のように きらきら、 楽しすぎて寂しくなった あの時間のように きらきら、 だから好き #66 誰かが何考えてるかなんて分かったこともないし 誰かが何かを考えてるなんて考えたくもなかった #67 嫌いなところもあると思った 好きなところもあると思った 数えたらきりがないと思った #68 会った後で元気になれる人 次に会えるから幸せな人 #69 今日は悪くない1日だった、 あなたの声が聞ければもっと素敵な日になったけど。 #70 街の喧騒の中、冗談のように長閑なプラットフォーム。 この中にしかない情緒や郷愁だってきっとある。 |